開催報告 -バイオコン2013 & 教材で遊ぼう -
東工大バイオコンの成果報告を掲載しております。
次回開催時も、是非ご来場下さい。
>>開催報告の一覧はこちらをご覧ください。
バイオコン2013
2013年1月12日(土)に「第8回東工大バイオコン2013」がすずかけ台キャンパス すずかけホールで開催されました。
「バイオ創造設計I」は1年生の必修授業で半年をかけてバイオをテーマとした教材を開発します。今年度もで157名の学生が20グループに分かれ、調査、実験、アンケートなど様々な方法から得られたデータや結果をもとに教材を作成しました。
バイオコンはその成果を発表し競うコンテストです。各チームは11分の持ち時間を与えられます。実験やその他データ収集などさまざまな過程で得られた結果や、その結果から教材を作成した経緯、教材そのものの説明など各班それぞれに考えたレベルの高い発表となりました。昨年度から各班のオリジナルデータを使用しなければならないという条件も加わり、今年度も熱の入った取り組みとなりました。20チームが発表するため、コンテストは長時間に及びましたが、テーマも様々で発表も工夫されていたため、最後まで飽きない発表でした。発表後の質疑も活発に行われました。
発表が全チーム終わると「教材おためしtime」になります。今年は30分拡大されたため、例年に比べじっくりお試し頂くことが出来ました。おためしtimeではチームごとに展示ブースを準備します。自分たちの作品を懸命に説明、発表では伝えきれないことを話し、実演などしていました。100名を超える方々にご来場いただき、ミドリムシについて、味覚について、電池についてなどなど様々なテーマに会場は大いに盛り上がりました。
以下が20組の学生たちが取り組んだ教材の作品名です。
班 |
発表テーマ |
アドバイザー |
A |
ミドリムシから石油? |
清尾 |
B |
味 |
鈴木 |
C |
染めるんでしょ? |
立花 |
D |
食品添加物の効用と風味の変化 |
蒲池 |
E |
油 de 遊ぶ!! |
田川 |
F |
おいしいな。 |
長田 |
G |
What’s kabi killer? |
梶川 |
H |
ゲームで納得!!光るバクテリアのなぞ |
川上 |
I |
パインの酵素を科学する |
松田 |
J |
消化しましょうか |
小倉 |
K |
粘菌キット |
一瀬 |
L |
ペニシリンをつくろう |
駒田 |
M |
菌と食品の関係に迫る |
伊藤 |
N |
ねばねばだよ!全員集合 |
中村 |
O |
「あなたも電池に?」「なれます!」 |
占部 |
P |
ATP合成ゲーム |
村上 |
Q |
The bone |
本郷 |
R |
髪の染色 |
徳永 |
S |
濃度のシーソーゲーム |
福居 |
T |
アメンボと遊ぼう |
上野 |
教材としては、実験キット、ボードゲーム、カードゲーム、模型、標本などが開発されました。実験や教材に必要な器具などの加工、イラスト、カード・模型の制作などは「ものつくり教育研究支援センター すずかけ台分館」などを使用し、行われました。
20組の発表、お試しtimeが終わると審査が始まります。審査方法は昨年同様で、審査員だけでなくコンテスト参加者も、そして一般のご来場者も審査に参加頂いて行われました。学内・学外から選ばれた 7人の審査員にはそれぞれ10票、学生には各1票、それ以外の参加者には各2票の投票権が与えられました。壇上にA班からT班の枠が書かれたホワイトボー ドが置かれ、会場の全員が、それぞれが赤、青、黄色のマグネットを、最も良かったと考えるグループの枠に投票していきます。
審査結果は以下の通りでした。
1 位 |
I 班 「パインの酵素を科学する」 |
2 位 |
O班 「あなたも電池に?」「なれます!」 |
3 位 |
J班 「消化しましょうか」 |
産学連携賞 |
A班 「ミドリムシから石油?」 |
審査員奨励賞 |
D班 「食品添加物の効用と風味の変化」
N班 「ねばねばだよ!全員集合」 |
ものつくりセンター賞 |
Q班 「The bone」
S班 「濃度のシーソーゲーム」 |
おためしtime賞 |
H班 「ゲームで納得!!光るバクテリアのなぞ」 |
バイオコンも回を重ね、作品も増えました。今後もさらに洗練された作品を世の中に提案し、教育の場で使用して頂きたいと考えております。来年度もご期待ください。
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