研究TOPICS  - 顔 - 生命理工学研究科より

Vol.5  山口 雄輝 教授 

生命情報専攻 / 生命工学科 生命情報コース

山口雄輝教授私は1991年、7類の第1期生として東工大に入学し、1999年、生命理工学研究科の博士後期課程を修了しました。その後、JSTさきがけ研究者などを経て2002年、半田宏教授(当時)の研究室の助手として東工大に採用されました。その後、助教、准教授を経て、半田先生の定年退官後の2013年、跡を継ぐ形で教授に就任しました。
当研究室では「ゲノム情報発現の制御機構の解明」と「医薬品などの低分子化合物を用いたケミカルバイオロジー」の2つをメインテーマに掲げ、基礎から応用まで幅広く研究しています。それらに共通するのは、生命という分子機械が動くしくみをを理解したいという欲求です。我々の体を構成する1つ1つの細胞は、同一のゲノムを持っているにも関わらず多彩な機能を果たしています。これは、ゲノム情報の発現が時空間的に極めて巧妙に制御されているためです。当研究室では、ゲノム情報発現の過程を制御するタンパク質因子群を同定し、それらの働きを詳しく解析しています。私たちはさらに、こうした基礎研究から得られた知見をベースに生化学、遺伝学、そしてオミクス的な手法を組み合わせ、創薬を目指した研究を進めています。


成果紹介


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