研究紹介

ヒトの性格はさまざまです。
性格の違いは脳内のどのような違いにより形成されるのでしょうか。
脳内の重要な神経伝達物質であるモノアミン類は、情動に深く関わっています。
Cloningerという人は、次のような性格傾向とモノアミンとが相関しているという説を唱えています。
・新規追求 Novelty seeking ―ドーパミン
・損害回避 Harm avoidance ―セロトニン
・報酬依存 Reward dependence ―ノルアドレナリン

一瀬研究室では、ドーパミンやセロトニンを神経伝達物質とするモノアミンニューロンを中心として、モノアミンニューロンによる脳高次機能の調節機構、脳の発達とモノアミンニューロンの関連について研究しています。

・脳内モノアミンの生合成はどのようにして制御されているのでしょうか?
・モノアミンニューロンの活動変化が、性格や情動・行動にどのように影響しているのでしょうか?
・脳内モノアミンニューロンは、パーキンソン病、躁うつ病などの神経精神疾患の病態と深く関連しています。 モノアミンニューロンの機能と病態はどのように結びついているのでしょうか?
・ビオプテリンは、モノアミン生合成酵素の補酵素です。ビオプテリンは、生体内でどのように代謝され、どのようにモノアミン生合成量の調節に関わっているのでしょうか?

上記のようなテーマにアプローチするために生化学・分子生物学の手法を中心として、培養細胞や遺伝子導入動物などを用いて分子レベルから細胞、個体レベルまでの解析を行っています。
また、遺伝子改変動物で脳内アミンの量を人為的に変化させたとき、動物にどのような変化が現れるか。
パーキンソン病などの神経精神疾患の発症機構を明らかにして、新しい治療法の開発へと結びつけていきたいと考えています。


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