教員紹介

長田俊哉准教授
長田 俊哉 准教授

長田 俊哉 准教授

プロフィール

e-mail:tosada(at)bio.titech.ac.jp

1960年東京都生まれ。
東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了。
2003年より東京工業大学大学院 生命理工学研究科 分子生命科学専攻 准教授。

メッセージ

研究室では匂いやフェロモンセンサーの開発をしています。
匂い物質は7回膜貫通型のG 蛋白質共役型の受容体により認識されます。
匂い受容体は人間では約400 種類、マウスでは1,000 種類以上の受容体がみつかっています。
匂い受容体は複数の匂い分子を認識し、匂い分子も複数の嗅覚受容体によって認識されます。
いわゆる多対多対応で、一種類の匂い分子に活性化された受容体の組み合わせで匂いの識別が行われています。
原理的には、一つ一つの匂い分子について、どの受容体と相互作用するかを測定していけば、匂いの客観的な評価が可能となります。
組み合わせを調べるといっても大変な数で、ヒトが匂いとして識別できる有機化合物は数10万種以上あると言われていて、4,000万通り以上の組み合わせを調べないといけません。
さらに厄介なことに匂い物質は濃度により、受容体との相互作用が変化し、その結果濃度によって活性化される受容体の組み合わせも変化します。
適度な濃度の心地よい香水もつけすぎると不快感を与える場合があるのは、香水の濃度をあげると、低い濃度では反応しなかった受容体が活性化され違う匂いとして認識されるためです。
そこで我々の研究室では哺乳類の匂い受容体やフェロモン受容体を酵母で発現させ、匂い物質が酵母表面の受容体に認識されると酵母の細胞内情報伝達系を活性化して最終的に蛍光タンパク質であるGFP を発現させる系を開発中です。
いわゆる酵母を用いた匂いセンサーの開発をしています。
これにより、香水や食品などの匂いの客観的な評価が可能となり、病気特有な匂い検出などにより、病気の診断などへの応用も可能になります。
匂いや匂いセンサーに興味のある学生の方々是非一緒に研究をしましょう。
研究室の紹介が東工大の学内誌LANDFALL2014年春号に掲載されていますのでそちらを参考にして下さい。


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