開催報告 - バイオコン2009 & 教材で遊ぼう -

東工大バイオコンの成果報告を掲載しております。
次回開催時も、是非ご来場下さい。
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※なお、優秀作品は
こちらにてご紹介しております。
バイオコン2009
2009年1月17日(土)に「第4回東工大バイオコン2009」がすずかけ台キャンパス すずかけホールで開催されました。
今年度の「バイオ創造設計I」では160名の学生が20グループに分かれ、半年間をかけて教材を開発しました。その成果を競うコンテストでは、各グループが15分の持ち時間を与えられて、開発した教材・教具を発表しました。今年は、4回目のバイオコンテストで、内容も各チーム洗練されてきており、レベルの高い発表となりました。まる1日をかけて行われた発表でしたが、発表審査員や会場の鋭い質問に必死に答える班や、パフォーマンスで皆を笑わせる班があるなど最後まで飽きない内容でした。
今年から発表の終了後に「教材おためしtime」を設け、近隣の小中学生とその親御さんを招待し、内容を体験できるようにしました。学生達は、自分達の作品を懸命に説明し、発表では伝えきれないことを話していました。100名近くの方が参加して大いに盛り上がりました。内容はボードゲームや実験、植物遷移のゲーム、細菌の観察などバラエティに富んでいました。
以下が20組の学生たちが取り組んだ教材の作品名です。
班 | 作品名 | アドバイザー |
A | エビの惑星 |
相澤 |
B | アベリーの実験と遺伝子 |
駒田 |
C | のみも~の、たべも~の de 健康GETだぜ |
川上 |
D | クマムシ ~地球最強の生物~ |
有坂 |
E | 農薬ってなんだろう? |
赤池 |
F | 耳年齢 ~あなたは何才?~ |
村上 |
G |
オレのiPS ~変幻自在のスゲェヤツ!!~ |
梶川 |
H |
循環系ゲーム |
小畠 |
I |
夢中☆熱中☆食虫☆植物??? |
濱口 |
J | 新世紀 植物遷移 |
大谷 |
K | PCR実験キットでDNA増幅を確かめよう |
湯浅 |
L | IMMUNE WARS EPISODE7~ウイルスの攻撃~ |
白髭 |
M | スキンをskinになろう? ~お肌を科学する~ |
大隅 |
N | 走れ!行け行け磁性細菌!~世界最小のコンパス~ |
三原 |
O | 味覚を磨く |
岡畑 |
P |
見たい、嗅ぎたい。~触られたい~ |
清尾 |
Q | モリつく ~自分の森をつくろう~ |
斉藤 |
R | 家でも光る“ひとだま”? |
徳永 |
S | 代謝くん |
朝倉 |
T | 脳を解け |
森 |
今年の作品は、実験、ボードゲーム、観察キットがバランスよく開発されました。平成19年度から利用可能となった「ものつくり教育研究支援センター すずかけ台分館」では、実験や模型製作なども多く見られました。
20組の発表が終わると審査が始まります。審査方法は昨年同様、審査員だけでなく参加者全員も審査に加わるやり方で行われました。学内・学外から選ばれた9人の審査員にはそれぞれ10票、学生には各1票、それ以外の参加者には各2票の投票権が与えられました。壇上にA班からT班の枠が書かれたホワイトボードが置かれ、会場の全員が、それぞれが赤、青、黄色マグネットを、最も良かったと考えるグループの枠に投票していきます。
審査結果は以下の通りでした。
1位: | D班「クマムシ~地球最強の生物~」 |
2位: | F班「耳年齢 ~あなたは何才?~」 |
3位: | 「走れ!行け行け磁性細菌!~世界最小のコンパス~」 |
産学連携賞: | B班「アベリーの実験と遺伝子」 |
審査員奨励賞: | O班「味覚を磨く」
R班「家でも光る“ひとだま”?」 |
ものつくりセンター賞: | ? A班「エビの惑星」
K班「PCR実験キットでDNA増幅を確かめよう」 |
審査員の方々からの講評では、「学校で是非行いたい」「バラエティに富んでいてとてもよかった」など高い評価をいただきました。バイオコンも4年が過ぎ、さらに洗練された作品を世の中に提案していきたいと考えております。来年度もご期待ください。
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