東京工業大学生命理工学部では、小中学校用バイオ教材開発を通した競創的教育プログラムを実施しています

開催報告 - バイオコン2011 & 教材で遊ぼう -

東工大バイオコンの成果報告を掲載しております。
次回開催時も、是非ご来場下さい。

>>開催報告の一覧はこちらをご覧ください。

バイオコン2011


2011年1月15日(土)に「第6回東工大バイオコン2011」がすずかけ台キャンパス すずかけホールで開催されました。
バイオコン2011挨拶 バイオコン2011客席

今年度の「バイオ創造設計I」では162名の学生が20グループに分かれ、半年間をかけて教材を開発しました。その成果を競うコンテストでは、各グループ が12分の持ち時間を与えられて、開発した教材・教具を発表しました。今年は、6 回目のバイオコンテストで、内容も各チーム洗練されてきており、レベルの 高い発表となりました。まる1日をかけて行われた発表でしたが、発表審査員や会場の鋭い質問に必死に答える班や、パフォーマンスで皆を笑わせる班があるなど最後まで飽きない内容でした。
バイオコン2011発表 バイオコン2011発表

発表の終了後の「教材おためしtime」では、近隣の小中学生とその親御さんを招待し、教材を体験していただきました。学生達は、自分達の作品を懸命に説明し、発表では伝えきれないことを話していました。100名近くの方が参加して大いに盛り上がりました。内容はアリに関するボードゲームや藍染めの実験、生態系のカードゲーム、オジギソウの観察などバラエティに富んでいました。
バイオコン2011お試し1 バイオコン2011お試し2

以下が20組の学生たちが取り組んだ教材の作品名です。
作品名アドバイザー
A目のフシギ 梶原
B生物の寄生と共生 田中
C生物の進化 立花
D菌の三連星~食べ物の食べ物による食べ物のための分解~ 蒲池
E食物連鎖 大谷
F絶対にカビてはいけないカルス 清尾
G 生態系カードゲーム 梶川
H たんぱく質合成ゲーム 小畠
I アルコール発酵 朝倉
Jアリの生態ボードゲーム
K植物の五感? 関根
L人体の不思議カレンダー 広瀬
M植物灰から作るせっけん 伊藤
Nゲームで学ぶ食品と健康 中村
Oシロアリろーど 近藤
P 生物を用いた比較実験(エサの認識機構) 湯浅
Q藍染と化学~先人たちの藍(アイ)ディア~ 駒田
R植物の力 徳永
S蚊に蚊んして蚊なり蚊蚊んに蚊ん蚊゛えてみた 有坂
TSymbio 3C 田口


今年の作品は、実験、ボードゲーム、カードゲームなどが開発されました。平成19年度から利用可能となった「ものつくり教育研究支援センター すずかけ台分館」では、実験や各教材で使用するイラストや器具の製作なども多く見られました。
作品
20組の発表が終わると審査が始まります。審査方法は昨年同様、審査員だけでなく参加者、一般のご来場のかたも審査に加わるやり方で行われました。学内・学外から選ばれた 7人の審査員にはそれぞれ10票、学生には各1票、それ以外の参加者には各2票の投票権が与えられました。壇上にA班からT班の枠が書かれたホワイトボードが置かれ、会場の全員が、それぞれが赤、青、黄色マグネットを、最も良かったと考えるグループの枠に投票していきます。

審査結果は以下の通りでした。

1位:O班「シロアリロードろーど」
2位:A班「目のフシギ」
3位:J班「アリの生態ボードゲーム」
産学連携賞:Q班「藍染と化学 ~先人たちの藍(アイ)ディア~」
審査員奨励賞:E班「食物連鎖」
N班「ゲームで学ぶ食品と健康」
ものつくりセンター賞: F班「絶対にカビてはいけないカルス」
K班「植物の五感?」

審査員の方々からの講評では、「学校で是非行いたい」「バラエティに富んでいてとてもよかった」など高い評価をいただきました。バイオコンも6年が過ぎ、さらに洗練された作品を世の中に提案していきたいと考えております。来年度もご期待ください。
cplus o

ページトップへ戻る

東京工業大学
生命理工学部特色GPの概要

本取組は「教えることは学ぶこと」というコンセプトのもと、専門素養の強化や倫理的・社会的側面の理解と共に、自主性・向上心・創造力の育成を目的に小中校生・市民が理解できるバイオ教材開発を学部1年生および3年生に授業として行う試みです。

学生向け説明

入学を希望される皆さんへ生命理工学部の取り組みを紹介します

一般の方向け説明

生命理工学部の新しい教育の試みを紹介します

本学の方向け説明

バイオコンの連絡や教材情報などを掲載しています

バイオコンバナー

ご自由にご利用下さい

高校生バイオコン 東工大バイオコン バイオものコン
?