第1回 生命理工学トップリーダーフォーラム(学部生・大学院生向け)

第1回 生命理工学トップリーダーフォーラムを開催します。

日 時:2014年5月28日(水) 16:00
場 所:すずかけホール

演題:生命科学における真理の探究 オリジナルな研究で世界をリードするには
講師:御子柴克彦 教授(理化学研究所 脳科学総合研究センター シニア・チームリーダー 東京大学 名誉教授)

第1回 生命理工学トップリーダーフォーラムポスター

開催報告ページ(東工大WEBサイト)へ

御子柴克彦教授細胞は外界からの刺激に対応して細胞内の Ca2+濃度の時空間的変化を起こします。
1983年に、イノシトールトリスリン酸(IP3)が細胞内小胞体から Ca2+放出を誘導するセカンドメセンジャーであることが報告されたが、その機構は全く不明であり、全世界で IP3 の標的分子を追い求めていました。
御子柴先生は、運動失調を起こす突然変異マウスを解析し、欠落する膜タンパク質が IP3受容体であることを発見し、当時世界最長の分子量約 31 万の巨大膜タンパク質の遺伝子配列を世界に先駆けて決定しました。
その後、IP3 受容体が制御する細胞内カルシウム動態が、受精、発生過程の背腹軸決定、膵液・唾液の分泌、脳の高次機能(学習、協調運動性など)や脳疾患(てんかんなど)など、様々な生命現象に関与することを次々に明らかにし、独創的な研究で、世界をリードされてきました。

この度、御子柴克彦教授に記念すべき第1回の生命理工学フォーラムにおいてご講演いただけることとなりました。
本講演の聴講には、高度な専門知識を必要とするものではなく、御子柴先生のこれまで脳神経科学研究を分かりやすく解説していただき、そのなかで「オリジナルな研究で世界をリードするには」どうしたらよいかを熱く語っていただきます。
学部学生から大学院生、若手研究者まで、多くの方の聴講をお待ちしております。

大学院生命理工学研究科長   関根 光雄

連絡先:廣田 順二(jhirota(at)bio.titech.ac.jp ) 内線:5830


開催の模様

「生命科学における真理の探究 オリジナルな研究で世界をリードするには」

第1回 10年先を見据えた世界的トップリーダーから学ぶ生命理工学フォーラム

御子柴克彦 教授
(理化学研究所 脳科学総合研究センター シニア・チームリーダー 東京大学 名誉教授)

御子柴克彦 教授

会場内の様子

会場内の様子


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